転職する際には、次の会社は絶対に失敗したくない!と思うのは当然ですよね。
次の会社で続けていけるか、またすぐ辞めてしまうかはその会社の離職率の高さも参考になります。理由はさまざまですが、離職率が高いと会社がイヤで辞めている人も多くいるからです。
では、どのような会社が離職率が高い傾向にあるのでしょうか。
この記事では、離職率の高い業界と企業の特徴について紹介します。離職率が高ければ仕事が辛いというケースは多いのですが、必ずしも仕事がブラックで耐えられず辞めているというわけではないので転職のときに考慮する一つの材料としてください。
目次
離職率が高い業界(職種)
ホテル業界(ホテルスタッフ)
「完璧に近い顧客対応」「不規則な労働時間(夜勤など)」「体力勝負」などという点が、ホテル業界の離職率が高い原因であると考えられます。
ホテルスタッフって、笑顔・言葉遣い・姿勢などが、完璧といっていいほどに備わっていますよね。やはり、完璧に近い顧客対応をしなければいけないため、「ストレスを感じやすい」というホテルスタッフの声はよく聞かれます。
それに加えて、夜勤があるなど、労働時間はとても不規則です。もちろん、ほとんどは立ち仕事なわけですから、体力勝負であるともいえるでしょう。会社によって異なりますが、やはり「多くのホテルでは、心身ともに充実していないと勤まりにくい」と感じます。
福祉業界(介護職)
福祉業界のなかの介護職は、特に離職率が高いです。やはり、介護職の場合は夜勤がありますからね。また、老人の歩行を手伝ったりと、力仕事もとても多いですね。もちろん、介護施設利用者との会話なども仕事のうちですので、コミュニケーション能力も求められます。
・力仕事が多い
・コミュニケーション能力を求められる
などが、介護職の離職率が高くなってしまう、主な要因なのではないでしょうか。ちなみに、介護職に従事する場合は、入浴介助・排泄介助・歯磨き介助などを行わなければいけないこともあります。
この、入浴介助・排泄介助・歯磨き介助などを生理的に受け入れることができず、離職してしまう人も多々いるように感じます。
小売業界(販売職など)
例えば、小売業のなかでも、売上ノルマを強いられる場合は、ストレスを感じてしまう人が多いようです。特に、正社員の販売職ですと、売上ノルマを強いられることも珍しくないようですよ。
また、店長やエリアマネージャーなども、責任のあるポジションであるため、強いストレスにつながってしまう場合が多いようです。
・店長やエリアマネージャーなどは強い責任を感じなければいけない
・ブランド店などの場合は、完璧に近い接客が求められる
などが、ストレスにつながりやすいため、結果として離職にもつながりやすいということですね。
ちなみに、私は学生時代に、多くの販売職のアルバイトを経験しました。そして、多くの販売職のアルバイト経験をするなかで、多くの販売職の正社員と接する機会がありました。
だいたい、40代以降の販売職の正社員の人は、「腰が痛い」「立ち続けることが辛い」ということが多いです。もちろん、どのような業界であっても、年齢における疲労を感じることはあるでしょう。ただ、小売業界の場合は、年齢における疲労を、強く感じてしまう傾向にあるのではないでしょうか。
もし、小売業界に転職をしたいと考えているのなら、「40代以降も問題なく働けるか」ということも考えてみてください。
「離職率が高い業界(職種)」については、一概に考えるべきではない
例えば、離職率が高い業界として、介護職を挙げさせていただきました。確かに、介護職は離職率が高いですが、「離職率が高い」という状況を打開しようと、一生懸命に工夫している介護施設もたくさん存在します。
・夜勤をこなせる体力がある
・力仕事を問題なくこなせる
・ストレス耐性が強い
・入浴介助や排泄介助に抵抗感があまりない
・お年寄りが好きで力になることに喜びを感じる
例えば、上記のような人であれば、介護職に向いているかもしれません。仮に、介護職に向いているのであれば、介護施設で働くことが、充実した毎日につながるかもしれません。
「離職率が高い業界(職種)である」という理由だけで、その業界(職種)を避けることはやめましょう。まずは、「どんな業界(職種)であれば、充実した毎日を送ることができるのか」という観点から、希望業種や希望職種を絞ってゆくことが大切です。
結果として、希望業種と希望職種が「離職率が高い業界(職種)」であったのなら、「この業界(職種)で自分はやってゆけるのか」という点を吟味してゆけばいいのではないのでしょうか。
ほかにも離職率が高い業界(職種)はたくさんある
この記事では、離職率が高い業界として、ホテル業界(ホテルスタッフ)・福祉業界(介護職)・小売業界(販売職など)を紹介いたしました。ただ、この記事で紹介した業界(職種)以外にも、「離職率が高い」といわれる業界(職種)がたくさんあることは、いうまでもありません。
就きたいと思える業界(職種)を見つけたときには、「この業界(職種)の離職率はどのくらいであるのか」ということを調べてゆきたいですね。
離職率が高い会社の特徴も知っておこう
また、業界(職種)の視点から離職率を考えるだけではいけません。転職後に長く勤めたいと考えるのなら、「離職率が高い会社の特徴」も知っておくべきでしょう。
ここからは、「求人票から判断できる離職率が高い会社の特徴」を、サラッと紹介してゆきます。
シフト制勤務を実施している会社
シフト制勤務を実施している会社は、勤務時間が一定ではありませんよね。例えば、「朝出勤の日」と「午後出勤の日」が、ランダムにあると、ストレスを感じる可能性は高いでしょう。また、夜勤なんかがあると、体内時計が狂ってしまい、体調も崩しかねません。
・出社時間が毎日違う
・休日の曜日が定まっていない
・夜勤がある
などが、シフト制勤務の離職率が高くなってしまう、主な要因だということです。そのため、求人票を見る際には、勤務時間の欄をしっかりと確認することが大切です。
求人票に書かれている条件が素晴らしくいい会社
明らかに、条件が良すぎる求人ってありますよね。そんな、「条件が良すぎる求人」も注意が必要です。
条件が良すぎる場合、ブラック企業である可能性が高いんですよね。すぐに社員が辞めてしまうため、人材不足が慢性化しており、求人票の条件を良くせざるを得ないという具合です。
・給料が高すぎる
・門戸が広すぎる(資格・学歴・職務経歴などが不問で、誰もが応募できる)
・キャッチコピーに綺麗事が多い(「頑張り次第で…」「誰もが活躍できる…」など)
もちろん、条件が良すぎる求人の全てが、ブラック企業だというわけではありません。ただし、ブラック企業である可能性は高いため、注意してもらいたいのです。
常に求人募集をしている会社
「常に求人募集をしている=常に人材不足である」とも、考えることができるのではないでしょうか。そして、「常に人材不足である」ということは、「離職する人が多い」とも考えることができるはずです。
定期的に求人票を検索してみることを、おすすめいたします。たとえ、応募することはなくても、「今はどんな求人があるんだろう?」と、求人票を検索してみるのです。
定期的に求人票を検索していれば、「常に求人募集をしている会社」を見つけることもできるはずです。
もし、「常に求人募集をしている会社」へ応募しようと考える場合には、「本当に自分はその会社で働いてゆけるのか」ということを吟味したいですね。

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