30代女性 Aさん
私の働き方はある会社に入社してから2~3年ごとに転職するという方法です。
入社してから2~3年というと、普通は丁度一人で一通りの業務が出来、後輩指導にも携われる重要な位置付けとなります。
しかし逆にそれは女性としては重いのです。一部の例外は除き女性は男性とくらべて出世することが少なく出世してもある程度までしかいかないと考えています。
そのため、給与が上がる訳でもないのに仕事に慣れてくると新人や後輩の指導や監督をする立場になるのかが不思議なのです。
しかも、新人がなにかミスをしてしまうとそれは指導者である私の責任です。権利は大きくならないのに義務や責任ばかり重くなるのが私には合わないのです。
入社して数年して新人の指導を頼まれるようになるたびに
ああ~またか~!
という思いになり次の職場を探そうと考え始めてしまいます。
私が転職活動をする手順
転職を考えたときにまずはなにから始めますか? 転職サイトや転職情報誌を片っ端から閲覧してめぼしいところを探すというのが一般的でしょうか。
まず転職を考え求人情報を片っ端から閲覧するというのは時期尚早です。
それは、業種にもよりますが、応募したい案件が見つかったときにかかる期間が応募から入社日までに三週間程度だからです。
私がまずチェックするのは現在の勤務先の就業規則です。転職するころになって!?と思う方もいるかもしれませんが、入社時にきちんと就業規則を読んでる人なんていませんよね^^;
私が上司に退職意思を伝えてから退職する日まで、基本的にはどの会社も一ヶ月でした。
長年勤めていたところや重要なポストについている方などは引き留めもあるので一か月以上かかる場合もあると思いますが、私の場合、引継ぎが大変にならないうちに辞めるので一か月以上かかったことはありません。
現勤務先では嫌なこともあありましたが、良くしてくれた方々に恩を仇で返すようなことはできませんので、一社会人として一か月以内で辞めてしまわないようには気をつけました。
次の勤務先を決めてから退職する人、退職後も失業保険をもらってしばらくのんびりする人もいるかもしれませんが、私の場合は退職を伝えてから次の職場を見つけるので一ヶ月以内に見つけなければ生活が成り立ちません。
だからといって、適当な会社を選んでしまうと転職サイト、ハローワークの求人票では当り障りのないことしか書いていないので入ってみてから「話が違う!」ということにもなりかねません。
そのため、退職を伝えてからの一か月間はかなり本気で職探しをします。それこそ、他の予定は一切入れずに転職活動オンリーです。
1か月で2~3社は内定をもらえるコツ
私は20代半ばには結婚出産もし、常にフルタイムで働いてきました。保育園の待機児童問題もあって、母親に乳児の面倒をみてもらいながらも必死です。
しかし出産後も職を数度変えていますが、一ヶ月以内に社員として常に2~3社は内定をもらっていました。特別な資格もなく、運転免許すら持っておりません。ではなぜ内定をもらえていたのか。
それは、全て同職種で応募しているからです。業種はいろいろですが、経理なら経理、SEならSEと同じ職種であれば次の職場でも以前の職場の経験を活かせます。
しかし、面接のときに注意することは、今までの経験や知識などは大げさにすることなく、常に「一から勉強させて頂きます」と低姿勢で伝えてきました。
当然ですが、企業は転職時にコミュニケーションスキルや人物も見ています。前職の経験があって自信があっても低姿勢で常に謙虚な気持ちでいる方が好まれるのです。特に職種は同じでも業種が異なる場合はさらに重要です。
私が同業種を選ばなかったのは、単純に同業種、同職種では募集がなかったからです。しかし、異業種、同職種ならたくさん募集があるのでそこは気にせず応募していました。
異業種でも前職のスキルが役に立つ
いざ新しい業界で勤務を始めると、最初は異業種なので戸惑うこともありますが慣れてくると前職までのスキルが大いに役立ちます。そこで職種的に不慣れな同僚との差がつき、もちろん評価をしてもらえていました。
ただしその評価がくせ者です。
評価を得て信頼されることは、責任と義務を負わされるということなのです。頼られることが評価の一つと考える人もいると思いますが私にはそれが重荷になり、また職を変えることを望んでしまうのです。
私には転職は重荷ではなかった
退職や引継ぎも含めて転職は結構労力を使うのですが、私にとっては頼られて責任が多くなる負担よりも転職の負担の方が軽く感じるのです。
同職種で転職すると、内定がもらいやすくなるだけでなく、今までのスキルを生かして仕事も出来、なにより給与面での変動が大きくないことが魅力的です。
私が今までいた業界は、保険・人材サービス・通信販売・自動車・ホテル・美容と本当に様々でした。それぞれに違った魅力や大変さがあり、また人もそれぞれ違うので職を変えたことに悔いは一切ありません。
職を変えることはとても大きな決断で、不安や期待など入り混じりました。そんな心配も、転職したいという気持ちさえあれば、新たな世界が広がり充実した日々を送れるはずです。
転職エージェントを活用してスムーズに転職
転職をスムーズに行うには転職エージェントの活用がおススメです。
転職エージェントは、プロの目線からどうやったら会社に採用されるかを丁寧にアドバイスしてくれます。 面接や書類が苦手でも合格するための方法を教えてくれるので1人で転職活動をするよりも転職に成功する確率が高くなります。
連絡は基本的にはメールを使うので会社にバレる心配もなく、早く転職先を決めたい場合でもうまくスケジューリングしてくれます。転職エージェントの料金は相手先の企業が負担するので無料ですべてのサービスが受けられます。
はじめて転職活動をする人は、大手のリクルートエージェント、DODAの2社に登録して、中小規模の専門系のエージェント1社に登録すればベストです。転職エージェントの担当者がすべて自分のスタイルに合うわけではないので、そのなかから自分が活動しやすいエージェントを選ぶのがいいでしょう。
1社だけだと基準がないので、なんとなくコンサルタントに引きずられて思っていたのと違う会社に転職してしまった!ということもあります。必ず複数の転職エージェントに登録して選択していきましょう。

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国内最大手で登録求人数は公開、非公開合わせて10万件以上と群を抜いています。転職エージェントを活用するための、大手には必ずリクルートエージェントに登録すべきと言われるほど登録が必須です。担当者は相性などもありますが、口コミ、評判も高く人気のエージェントでいつも上位に位置しています。 |
案件数 | 面接対策 | 担当者の質 | サポート 体制 |
対応地域 | 口コミ/評判 |
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5.0点 | 4.7点 | 4.2点 | 4.8点 | 全国 | 4.1点 |

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リクルートと並んで国内最大級の規模を誇るのがDODAです。転職活動が初めての人は、とりあえずこの大手2社と専門系の中小規模の転職エージェント1社に登録しておけばまず間違いがないでしょう。DODAの特徴は、案件の多さ、面接、担当者の質とどれもバランスよく揃っていること。後は担当者との相性だけが注意すべきところです。 |
案件数 | 面接対策 | 担当者の質 | サポート 体制 |
対応地域 | 口コミ/評判 |
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4.7点 | 4.6点 | 4.5点 | 4.4点 | 全国 | 4.6点 |

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リクルートやDODAに比べると案件数や規模の面では劣りますが、パソナキャリアはなんといってもキャリアコンサルタントの質がよくサポートに定評があります。そのため、大手2社に中堅を混ぜるときには抑えておきたい転職エージェントといえるでしょう。特に履歴書・職務経歴書など応募書類添削サポートは業界随一と評判で派遣業も扱っているため、企業の内部事情にも詳しいという特徴があります。 |
案件数 | 面接対策 | 担当者の質 | サポート 体制 |
対応地域 | 口コミ/評判 |
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3.8点 | 4.9点 | 4.8点 | 4.7点 | 全国 | 4.2点 |