30代 男性
私は現在30代前半のサラリーマンです。20代の時に転職を2度経験しました。
転職が初めてだったため、最初の転職先で給与にこだわりすぎてしまったのです。
目次
現在は働きやすく最高の職場
現在私が勤めている会社は、業界的に決して給料やボーナスが良いわけではありませんが、社内の雰囲気が和気あいあいとしていて、とても働きやすいところが気に入っています。
そして、社員全員が仕事に対して前向きに取り組んでいる姿勢を感じることができます。
誰1人として楽をして適当に仕事していればいいやとか、誰かの手柄を横取りして成績を上げてやろうというような邪なことを考えるような人がいないのです。
その結果目標を達成することに一丸となる雰囲気があり、達成できた時は全員で大喜びする団結力を感じることができます。
最初の転職は失敗してしまったのですが、こういうやりがいのある会社に就職できてとても満足しています。
お金を大切に考える人にとっては、この会社は納得のできるものではないかもしれませんが、私にとっては働きやすい最高の職場といえます。
最初の転職はお金にこだわりすぎて失敗
実は、私が今の転職先を絶賛するのは最初の転職でお金にこだわりすぎて失敗してしまったからです。
価値観は人それぞれなので、お金にこだわらずにアットホームな会社にした方がいいとは言いませんが、私にはそこが一番重要だったと転職して失敗してから気づいたのです。
前職につく際の転職活動では、最初に就職した会社の給与が安かったせいもあり、とにかくお金が大事でした。
たとえ残業が多く拘束時間が長くても、休日数が少なくても、給料が高ければすべて我慢できると安易に考えていたのです。
そして前職で内定をもらい働き始めたところ、私はすぐに後悔することになりました。
勤務時間や休日の少なさで疲労が蓄積
いくら給料が高くても、勤務日数や拘束時間が長ければ次第に不満は蓄積していきます。
以前の会社では残業も休出もあまりなかったので、長時間労働の辛さがわかりませんでした。
最初のころは若く体力もあったのでなんとか頑張れていたのですが、長時間労働の疲労から集中力はなくなり、仕事でミスをしてしまうことも増えていきました。
簡単な計算ミスや指示の取り違えなどが頻発してくると
「そんな簡単なこともできないのか!」
「なにやってるんだよ!」
と上司から厳しく叱責されることも増えてきました。
疲労とストレスから次第に私の精神が不安定になっていくのを感じました。
その当時は独身で家族と住んでいたのですが、
一緒に住んでいる母親からも
「顔色が悪いけど大丈夫かい?」
「最近いつもボーっとしてるよ」
などと指摘されることが増えました。
自分でも精神的にヤバい状態で笑顔がなくなってしまったことにうすうす気付いていました。
しかし、そのときはせっかく転職してまた転職活動をするのは気が引けると思っていたのと、十分な給料をもらってるんだからと、なんとか自分をごまかしながら働いていました。
病気になって働けなくなることを恐れ再度転職
やはり、そんな状態は長く続きませんでした。精神的に不安定になり夜は睡眠薬を使うようになってから、もうここで働き続けることは難しい、このままではうつ病になってしまうと思い、私は再度転職を決意したのです。
20代で2回目の転職です。
今度の転職は絶対に失敗できないと思い、まずはなにを重視すればよい就職ができるのかを必死に考えました。
自己分析やどの程度の給与まで妥協できるかをノートに書くことでどのような会社に応募すればいいのか次第にわかってきました。
転職活動は社内の雰囲気を重視
再度の転職活動で大事にしたことは勤務時間や休日はもちろんですが社内の雰囲気についてです。
社内の雰囲気については、実際に入社しないとわからないこともありますが、
面接のときに社内の雰囲気を確認する
面接で実際に聞きにくいこともハッキリと質問する
これを意識して転職活動をつづけました。
転職を決めた理由はすべてがオープンだったから
現在の会社に決めたのは、面接のときにもとにかくオープンでした。
こちらが、社内の雰囲気がわからないと不安があると伝えると実際に働いている人の話を聞かせてくれたり、社内を案内して雰囲気を見せてくれたりとにかくよくしてもらえました。
実際に社内の雰囲気を見学させてもらうと、皆がいきいきと働いている姿を見ることができました。
やはり、雰囲気のいい会社は社員の目が違います。社長さんにも会いましたが、社員と社長が話すのもフランクで恐れや不安などがあるようにはとても見えませんでした。
転職先を決めるのは、インスピレーションも大事です。
私は職場の雰囲気や面接担当者の対応などから彼らの仲間に入りたいと強く感じました。
とても気に入ったこの会社から、ありがたいことに内定をもらいえました。今はこの会社で働き始めてからすでに5年が経過しています。
この先もずっと長く働くことを希望しており、そのように思える会社に出会えたことに感謝しています。
今回の失敗のポイント
給与のよさで転職先を決めてしまった
自分の中でなにが重要かわかっていなかった
企業研究をせずに成り行きで転職してしまった
給与だけにこだわらずに転職するなら転職エージェントを活用
給与の良さだけにこだわらずに、企業風土や内部の働きやすさを考慮するなら転職エージェントの活用がおススメです。
転職エージェントは、プロの目線からどうすれば、あなたが思い描く会社に採用されるかを丁寧にアドバイスしてくれます。 面接や書類が苦手でも合格するための方法を教えてくれるので1人で転職活動をするよりも転職に成功する確率が高くなります。
連絡は基本的にはメールを使うので会社にバレる心配もなく、早く転職先を決めたい場合でもうまくスケジューリングしてくれます。転職エージェントの料金は相手先の企業が負担するので無料ですべてのサービスが受けられます。
はじめて転職活動をする人は、大手のリクルートエージェント、DODAの2社に登録して、中小規模の専門系のエージェント1社に登録すればベストです。転職エージェントの担当者がすべて自分のスタイルに合うわけではないので、そのなかから自分が活動しやすいエージェントを選ぶのがいいでしょう。
1社だけだと基準がないので、なんとなくコンサルタントに引きずられて思っていたのと違う会社に転職してしまった!ということもあります。必ず複数の転職エージェントに登録して選択していきましょう。

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国内最大手で登録求人数は公開、非公開合わせて10万件以上と群を抜いています。転職エージェントを活用するための、大手には必ずリクルートエージェントに登録すべきと言われるほど登録が必須です。担当者は相性などもありますが、口コミ、評判も高く人気のエージェントでいつも上位に位置しています。 |
案件数 | 面接対策 | 担当者の質 | サポート 体制 |
対応地域 | 口コミ/評判 |
---|---|---|---|---|---|
5.0点 | 4.7点 | 4.2点 | 4.8点 | 全国 | 4.1点 |

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リクルートと並んで国内最大級の規模を誇るのがDODAです。転職活動が初めての人は、とりあえずこの大手2社と専門系の中小規模の転職エージェント1社に登録しておけばまず間違いがないでしょう。DODAの特徴は、案件の多さ、面接、担当者の質とどれもバランスよく揃っていること。後は担当者との相性だけが注意すべきところです。 |
案件数 | 面接対策 | 担当者の質 | サポート 体制 |
対応地域 | 口コミ/評判 |
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4.7点 | 4.6点 | 4.5点 | 4.4点 | 全国 | 4.6点 |

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リクルートやDODAに比べると案件数や規模の面では劣りますが、パソナキャリアはなんといってもキャリアコンサルタントの質がよくサポートに定評があります。そのため、大手2社に中堅を混ぜるときには抑えておきたい転職エージェントといえるでしょう。特に履歴書・職務経歴書など応募書類添削サポートは業界随一と評判で派遣業も扱っているため、企業の内部事情にも詳しいという特徴があります。 |
案件数 | 面接対策 | 担当者の質 | サポート 体制 |
対応地域 | 口コミ/評判 |
---|---|---|---|---|---|
3.8点 | 4.9点 | 4.8点 | 4.7点 | 全国 | 4.2点 |