「業界の仕事に慣れてスキルや人脈もついてきた」「もう一段上の世界で自分を試してみたい!」そういった思いが強くなるにつれ、独立を考え始める人は多くなります。
しかし、「なんとなくできそう」「始めればなんとかなる」と生半可な気持ちで独立をして、失敗してしまうと借金を重ねて返せなくなり路頭に迷うことになりかねません。
そうならないためにも、独立で成功する可能性は高いのか?自分には独立は難しいのか?を判断したいところです。そこで、この記事では、独立を考えている人に向けて、独立の決断に悩んだときの判断基準を7つ紹介いたします。
目次
独立を悩んだ時の判断基準
あなたがが独立を希望して、問題なくやっていけるのかということは細かな独立のプランを見ないとわかりませんが、その前段階であなたが独立に向いているのか、向いていないのか?独立への意識が高いのかを判断することは可能です。
計画は所詮計画なので1年、2年ぐらいは計画どおりに上手く進むかもしれませんが、その後は事業での決断やトラブルなどさまざまな課題を乗り越えていかなければなりません。その時に必要なのが事業をやり抜くキモチです。
独立後に仕事が順調に伸びていくかどうかは、独立前のあなたの「思い」や気質などから、ある程度は推し量れるのでその判断基準を紹介します。
独立後の生活に、ワクワクすることができるか
会社員という身分でありながら、仕方なく独立をして、成功している人を見たことがありません。会社員から独立をした人の全ては、独立後の生活にワクワクしており、それを実現するために独立後は必死に頑張っているのです。
独立のメリットとしては、
・自由に時間を使える
・たくさん稼ぐことができる
など、独立をすることで、手に入れられる生活や環境があります。あなたは、独立後の仕事に、ワクワクを感じますか?もし、ワクワクを感じるのであれば、独立に向けて少しぐらいの辛いことでも頑張ってできるはずです。
怠けクセが著しく高くないか
人間は、誰しも「怠けたい」という気持ちを持っているものです。しかし、そんな怠けクセが著しく高い場合は、独立には向いていないかもしれません。
会社員であれば怠けたいと思っても、なかなか怠けることはできないでしょう。なぜなら、怠けたら評価が落ちてしまいますし、休む日が連続しようものなら、解雇されるかもしれないからです。
一方で、独立をすれば、労働する時間は、自分で決めることができます。つまり「今日はやる気が出ないな~」と思って丸1日休んだとしても、誰からも文句をいわれることはないのです。
会社員であれば…
・同僚からの視線が気になる
・解雇されてしまう
という気持ちが、怠けることを抑えてくれる。
一方、独立していると…
・「明日やればいい」と思ってしまう
という具合に、いくらでも怠けることができてしまうのです。
もちろん、好きな時間に働くことができるというのは、独立したがゆえの特権でしょう。しかし、怠けクセが著しく高いと、いつしか全くやる気が起きなくなり、結果として事業を潰してしまうことにもなりかねないのです。
独立する分野についての勉強を、惜しむことなく進められる
いくら、最初の段階で独立がうまくいったとしても、そこで安心してはいけません。なぜなら、うまくいっている状態が、これからずっと続く保障はないからです。
特に現代は、毎日のように情勢が変わってゆきます。需要が毎日のように変化してゆく以上は、「毎日のように需要に合うサービス」を考えて提供してゆかなければならないのです。
「毎日のように変化してゆく需要に合うサービス」を提供するためには、毎日のように「需要に合うサービス」についての勉強をしてゆかなければなりません。この「勉強」は、直接的に利益につながることはありませんが、とても重要なことです。
勉強の内容は何も書籍や講義などの直接的な勉強だけではありません。あなたの事業のサービスに関連することやライバルの視察だったり、人と会って人脈を広げること、話を聞くことなど事業に関わることはすべて勉強です。
つねに事業に関することへのアンテナを立てておくことで、細かな変化に気づいたり、軌道修正することもできるので常に勉強することを怠らないことが大切です。
仕事が好きで1日8時間以上続けられる
「1日1時間の労働で生活をしている」なんて話をたまに聞きますが、やはりそれは少数派です。私の周りで独立している人のほとんどは、会社員と同じかそれ以上の労働時間は働いているようです。
独立を考えている人の中には、今まで副業でうまくいっており、その副業で独立をしようと考えている人も多いのではないでしょうか。もし、今までの副業で独立をしようと考えているのなら、
・「独立した場合は8時間以上その仕事に費やすことができるか」
という点を、自分に問いかけてみてください。人間には、個々それぞれに能力の限界があります。例えば、副業として1日1時間はできていたとしても、本業として1日8時間はできないという状況もざらにありのです。
「走ること」に置き換えてみてください10kmを走ることができる人全てが、80kmを走れるわけではないのです。
・副業で毎日1時間できたとしても8時間できるとは限らない
体力・集中力などは、人それぞれ限界があります。特に、ITエンジニアやWeb関連の事業など脳を酷使するような事業の場合は、長時間働き続けることは難しいかもしれません。
確実に生活できるだけの収入を得るために必要な労働時間を働くことができると確信した場合にのみ、独立を決断した方がいいでしょう。
ロボット・AI・自動化に勝るサービスを提供する自信があるか
もし、独立をして10年以上収入を維持したいのであれば、今後ロボット・AI・自動化によって凋落していかない事業を行っていかなければなりません。
・ロボット
・AI
・自動化
上記3点は、今後さらに社会に浸透してゆき、人々と生活を豊かにすることでしょう。しかし、浸透してゆくと同時に、現在存在しているサービスが、ロボット・AI・自動化に太刀打ちできなくなり、潰れてしまうという状況は充分に考えられます。
例えば運送業です。運送業は今でこそ人が運転することで事業がなりたっていますが、自動運転が実用化レベルにくるのがいつかわかりません。早ければ数年で自動運転で荷物が運ばれ始めるもしれません。そうなると運送業は設備投資や工夫をしていかないと生き残れなくなっていきます。
あなたが提供しようとしているサービスが、ロボット・AI・自動化に勝る自信はありますか? もしくは、今後、勝てるサービスにしてゆく自信はありますか?
ロボット・AI・自動化が浸透してくる時期はわかりません。また、ロボット・AI・自動化が、どの程度浸透してくるかもわかりません。ただ、今後10年のうちに、ロボットAI・自動化が浸透することにより、当たり前のように存在していたサービスがなくなるという状況になっても、何ら珍しくはありません。
自分で事業を行い、長く続けてゆこうと考えている以上は、ロボット・AI・自動化に勝るサービスを考える重要性があるのです。
収入のめどは立っているか
「利益が何円であれば成功である」という答えはありませんが、最低でも同年代と同じくらいの収入は得たいものです。収入は多ければ多いに越したことはありませんが、まずは同年代のサラリーマンと同じくらいの収入があれば、路頭に迷うことはないでしょう。
最低でも、「同年代と同じくらいの収入を得てゆく」という自信がなければ、まだ独立をすべきではないでしょう。収益のめどがたってから独立しても遅くはありません。
失敗したあとの道筋はできているか
仮に、独立に失敗してしまったとしましょう。その場合、その後の人生は模索できますか? 失敗してしまったあとに進むべき道が見えているのなら、「将来への不安」はかなり抑えることができるでしょう。
ちなみに、独立で失敗してしまったとしても、真剣に事業に取り組んでいたのなら、評価してくれる企業は多くあるものです。むしろ、独立したということは少数派なわけですから、面接でのアピール次第では周りの求職者以上に評価を得られることも珍しくありません。
どうであれ、独立に失敗というリスクが付きまとう以上、「失敗後の道」を明確にした状態にするのが好ましいのです。
独立への7つの判断基準:最後に
ここまで、独立を考えている人に向けて、「決断に悩んだときの判断基準」を紹介いたしました。もちろん、ここで紹介した判断基準に全て該当するからといって、100%独立が成功する保障はありません。
しかし、「決断に悩んだときの判断基準」に該当しており、成功させる自信があるのなら、積極的に挑戦してみるべきなのではないでしょうか。
もちろん、リスクのあることを行うのは誰だって恐いものです。ただ、成功させる自信を糧に、リスクのあるものに挑戦してゆく人生であるほうが、成長できると私は思います。
・子どもはいるか、いないか
・周りの理解はあるか、ないか
など、あなたの状況によって、「独立しやすい環境であるか」は変わってくることでしょう。しかし、せっかく1度きりの人生なので悔いのない決断をしてください。

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